#topicpath

*uim の FAQ [#z8b207a8]
#contents

*基本 [#b3ec4647]

**uim の簡単な説明 [#b0feb1b0]
uim の構成を図するとこんな感じ。
 Xアプリ GTK+アプリ Qtアプリ Emacs コンソール (入力先)
    |        |         |       |       |
 uim-xim  uim-gtk   uim-qt   uim.el  uim-fep  (ブリッジ)
    |        |         |       |       |
    +--------+---------+-------+-------+----
                       |
                     libuim                   (コア)
                       |
    +---------+--------+--------+-----------
    |         |        |        |
  uim-anthy uim-mozc uim-skk uim-tcode        (モジュール)
     |        |
   Anthy     Mozc                             (変換エンジン)

コア、ブリッジ、モジュールの 3 層が uim になります。

例えば Anthy を使って X アプリに入力するには
-uim-anthy
-libuim
-uim-xim

が必要ということです。
もし GTK+ アプリにも入力したくなったら、uim-gtk を追加するだけで対応できますし、Moz で日本語入力したくなったら uim-mozc を追加すれば対応できます。

**設定方法と設定ファイルの在処 &aname(uim-pref); [#zfc94340]
通常は uim-pref という GUI の設定ツールを利用します。
[[uim-toolbar>#uim-toolbar]] の「設定」ボタンから起動できます。

幾つかのバリエーションがありますが、できることに違いはありません
-uim-pref-gtk
-uim-pref-gtk3
-uim-pref-qt4
-uim-pref-qt5

なお、下部の「標準」ボタンを押すと、いつでもグループ単位で設定を初期化できます。

uim の設定ファイルは在処は
-~~/.uim.d/customs 配下 (uim-pref が生成する設定ファイル群)
-~~/.uim

uim-pref による設定と、~/.uim ファイルに書かれた設定が矛盾する場合、~/.uim ファイルに書かれているほうが優先されます。

~~/.uim ファイルは、環境変数 LIBUIM_USER_SCM_FILE で変更できます。
これを利用すると、アプリケーションごとに異なる設定で使用することも可能です。
 $ LIBUIM_USER_SCM_FILE=~/.uim-gedit gedit &
**後からモジュールを追加したらやらなければいけないこと [#mba02d2a]
後からモジュールを追加した場合、手動でモジュールリストを更新する必要があります。
システムワイドのモジュールリストは自動更新されますが、個々のユーザのモジュールリストは自動では更新されません。
-/usr/share/uim/installed-modules.scm (システムワイドのモジュールリスト)
-~~/.uim.d/customs/custom-global.scm (ユーザ別のモジュールリスト)

モジュールリストを更新するには uim-pref を起動して
+「全体設定」→「入力方式の利用準備」→「使用可能にする入力方式」の右にある「編集...」を選択
+該当するものを「無効」リストの右ペインから、「有効」リストの左ペインに移動して「閉じる」、「OK」で保存

*uim をインストールする [#dd1b574e]
[[uim>pkg:uim]] メタパッケージをインストールすると、コアとブリッジ一式をインストールできます
 # aptitude install uim

*Anthy で日本語入力する &aname(uim-anthy); [#r31e4c19]
uim が Anthy を扱えるように uim-anthy モジュールをインストール
 # aptitude install uim-anthy

**uim-anthy の入力方法 [#xb37d122]
''全角/半角''キー、または ''Shift+Space'' キーを押すと日本語入力を開始します。

初期設定のキーバインドは次のようになっています。

入力モードの変更
|動作            |キー                  |h
|オン/オフ       |全角/半角、Shift+Space|
|ひらがな入力    |Shift+F6              |
|カタカナ入力    |Shift+F7              |
|半角カタカナ入力|Shift+F8              |
|全角英数入力    |Shift+F9              |
|半角英数入力    |Shift+F10             |

入力中の入力モードの変更
|動作                                                        |キー  |h
|ひらがなとカタカナ入力を反転                                |未設定|
|ひらがなと半角英数入力、半角カタカナと全角英数入力を反転換え|未設定|

入力中の操作
|動作                                      |キー                   |h
|キャンセル                                |Esc、Ctrl+[、Ctrl+G    |
|キャレットを右に移動                      |→、Ctrl+F             |
|キャレットを左に移動                      |←、Ctrl+B             |
|キャレットを先頭に移動                    |Home、Ctrl+A           |
|キャレットを末尾に移動                    |End、Ctrl+E            |
|キャレット右を一字削除                    |Delete、Ctrl+D         |
|キャレット左を一字削除                    |BS、Ctrl+H             |
|キャレット右を全削除                      |Ctrl+K                 |
|キャレット左を全削除                      |Ctrl+U                 |
|変換開始                                  |Space                  |
|ひらがな変換                              |F6                     |
|カタカナ変換                              |F7                     |
|半角カタカナ変換                          |F8                     |
|全角英数字変換、大文字小文字を反転変換    |F9                     |
|半角英数字変換、大文字小文字を反転変換    |F10                    |
|ひらがな、カタカナ、半角カタカナを循環変換|無変換                 |
|ひらがな、カタカナ反転変換確定            |未設定                 |
|予測候補選択開始、次の予測候補            |Tab、↓、Ctrl+I、Ctrl+N|
|予測候補選択開始、前の予測候補            |↑、Ctrl+P             |
|変換確定                                  |Enter、Ctrl+J、Ctrl+M  |

変換中の操作
|動作              |キー                 |h
|次の文節          |→、Ctrl+F           |
|前の文節          |←、Ctrl+B           |
|文節を伸ばす      |Shift+→、Ctrl+O     |
|文節を縮める      |Shift+←、Ctrl+I     |
|次の変換候補      |Space、↓、Ctrl+N    |
|前の変換候補      |↑、Ctrl+P           |
|次の変換候補ページ|PgDn                 |
|前の候補候補ページ|PgUp                 |

キーバインドは uim-pref から自由に変更できます。

**Anthy に新しい単語を覚えさせるには [#z89d2278]
個人辞書編集ツールの uim-dist をインストール
 # aptitude install uim-dist-gtk3
 $ uim-dict-gtk3 &
追加した単語は、~/.anthy/private_words_default に保存されます。

辞書は Cannadic 形式に対応していて、~/.anthy/imported_words_default.d/ 以下に辞書ファイルを置くだけで追加できます。
ただし辞書は UTF-8 エンコーディングかつ英語圏ソートされている必要があるので
 $ mkdir -p ~/.anthy/imported_words_default.d
 $ lv -Ou8 jisho.t | LANG=C sort > ~/.anthy/imported_words_default.d/jisho.t
などとすると安全です。

-[[cannadic改>https://osdn.jp/projects/alt-cannadic/]]
-[[Canna用パイプオルガン関連用語辞書>http://orgue.com/ueda/organ/dic/]]
-[[Canna用岩石学辞書>http://www.vector.co.jp/soft/data/writing/se125795.html]]
-[[canna-yubin>https://osdn.jp/projects/canna-yubin/]]
-[[沖縄辞書>https://osdn.jp/projects/o-dic/]]
-[[北斗の拳辞書>http://winnie.kuis.kyoto-u.ac.jp/members/ri/hokuto/dic/]]
*Mozc で日本語入力する &aname(uim-mozc); [#b128d2ca]
uim が Mozc を扱えるように uim-mozc モジュールをインストール
 # aptitude install uim-mozc

必要であれば Mozc の多機能ツールもインストール
 # aptitude install mozc-utils-gui
**uim-mozc の入力方法 [#r49a29b2]
''全角/半角''キー、または ''Shift+Space'' キーを押すと日本語入力を開始します。

初期設定のキーバインドは次のようになっています。

入力モードの変更
|動作                                      |キー                  |h
|*オン/オフ                                |全角/半角、Shift+Space|
|ひらがな、カタカナ、半角カタカナ入力を循環|無変換                |
|ひらがな、半角英数入力を反転              |Shift+無変換          |

入力中の操作
|動作                                                          |キー                         |h
|キャンセル                                                    |Esc、Delete、Ctrl+Z          |
|キャレットを右に移動                                          |→、Ctrl+D、Ctrl+L           |
|キャレットを左に移動                                          |←、Ctrl+K、Ctrl+S           |
|キャレットを先頭に移動                                        |Home、Ctrl+←、Ctrl+A、Ctrl+E|
|キャレットを末尾に移動                                        |End、Ctrl+→、Ctrl+N、Ctrl+X |
|キャレット右を一字削除                                        |Delete、Ctrl+G               |
|キャレット左を一字削除                                        |BS、Ctrl+H                   |
|変換開始                                                      |Space、変換                  |
|学習を使わない変換開始                                        |F2                           |
|ひらがな変換                                                  |F6、Ctrl+U                   |
|カタカナ変換                                                  |F7、Ctrl+I                   |
|半角カタカナ変換                                              |F8、Ctrl+O                   |
|全角英数字変換後、小文字、大文字、キャピタライズに循環変換    |Shift+無変換、F9、Ctrl+P     |
|半角英数字変換後、小文字、大文字、キャピタライズに循環変換    |F10、Ctrl+T                  |
|ひらがな、カタカナ、半角カタカナに循環変換                    |無変換                       |
|*ひらがな、カタカナ反転変換確定                               |未設定                       |
|確定                                                          |Enter、Ctrl+M                |
|確定キャンセル                                                |Ctrl+BS                      |

変換中の操作
|動作              |キー                               |h
|キャンセル        |Esc、Delete、Ctrl+G、Ctrl+H、Ctrl+Z|
|次の文節          |→、Ctrl+D                         |
|前の文節          |←、Ctrl+S                         |
|先頭の文節        |Home、Ctrl+←、Ctrl+A              |
|末尾の文節        |End、Ctrl+→、Ctrl+F               |
|文節を伸ばす      |Shift+→、Ctrl+L                   |
|文節を縮める      |Shift+←、Ctrl+K                   |
|先頭の文節を確定  |Ctrl+N                             |
|次の変換候補      |変換、Space、↓、Ctrl+X            |
|前の変換候補      |Shift+変換、Shift+Space、↑、Ctrl+E|
|次の変換候補ページ|PgDn、Shift+↓                     |
|前の候補候補ページ|PgUp、Shift+↑                     |

uim-pref から変更できるのは、先頭に * がついている動作のキーバインドだけです。
残りはすべて Mozc の設定ツールから変更することになります。

**Mozc の設定方法 [#g21c36c9]
Mozc の設定ツールは [[uim-toolbar>#uim-toolbar]] の「Config dialog」ボタンから起動できます。

コマンドラインから起動する場合は
 $ /usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=config_dialog.&
* uim-toolbar を表示、非表示にするには &aname(uim-toolbar); [#q08617f7]
uim-toolbar は、いわゆる言語バー、IME ツールバー、状態パネルなどと呼ばれているものです。

[[im-config>pkg:im-config]] がインストールされていると、X を立ち上げるときに uim-toolbar というメタコマンドが呼ばれます。
実際に何が呼ばれているかを確認するには
 $ update-alternatives --display uim-toolbar

次のいずれかが呼ばれているはずです
- 独立アプリケーション版
-- /usr/bin/uim-toolbar-gtk
-- /usr/bin/uim-toolbar-gtk3
-- /usr/bin/uim-toolbar-qt4
- 汎用システムトレイ版
-- /usr/bin/uim-toolbar-gtk-systray
-- /usr/bin/uim-toolbar-gtk3-systray
- /bin/true

汎用システムトレイ版は、文字通りシステムトレイが存在しないと使えないので、その場合は独立アプリケーション版に切り換えてください。
 # update-alternatives --config uim-toolbar
もし uim-toolbar を起動して欲しくない場合は、''/bin/true'' を選択します。

uim-toolbar は他にもあります
- インジケータのみの簡易版
-- uim-pref の「全体設定」→「視覚設定」→「カーソルの側に入力状態を表示」をオン
- uim-applet-gnome (GNOME パネルアプレット版)
-- GNOME パネルを右クリック→パネルの追加→入力メソッド表示器
- plasma-widget-uim (KDE Plasma ウィジェット版)
-- デスクトップを右クリック→ウィジェットを追加→入力メソッドインジケータ (uim)

環境に合わせてお好きなものを。
**GNOME3 で uim-applet-gnome が表示されない [#g63330d6]
uim-applet-gnome は GNOME Classic (GNOME Panel) 用なので、GNOME Shell では使えません。

:GNOME3 vs uim-aplet-gnome|http://vdr.jp/d/20120731.html

代わりに uim-toolbar-gtk3 あたりをどうぞ。
 # update-alternatives --config uim-toolbar

uim-toolbar-gtk3-systray を GNOME Shell で使うには、[[TopIcons>https://extensions.gnome.org/extension/495/topicons/]] などのエクステンションが別途必要です。

**uim systray の表示で、「あ」だけにする事って出来ますか? [#a23240bf]
+uim-pref の「Anthy (UTF-8)」→「ツールバー」→「有効にするボタン」→「編集...」を選択
+「入力モード」以外を「無効」」リストの右ペインに移動して「閉じる」、「OK」で保存

** IceWM で uim systray のボタンが横方向に圧縮される [#uf4f1c5d]
uim systray は 1 アイテムに複数のボタンを詰め込んでいるが、IceWM のシステムトレイは、1 アイテムにつきボタンは 1 つという仕様になっているから。

:icewm: systray icon not allocated enough space|[[BTS:400880]]

*vi 協調モードとは [#ge85ad2d]
vi のコマンドモードで、インプットメソッドがオンになっていると、vi の操作できなくなります。
そうならないよう、vi がコマンドモードに移行するとき、インプットメソッドを自動でオフにする機能です。

*デフォルトでは使えるようになっていないモジュール [#xe9c4962]
メンテナンスされていない、誰も使っていないなどの理由で外されているモジュールがあります。

//jessie 時点
-uim-mana ([[Mana>https://osdn.jp/projects/shinji/]] 変換エンジンが必要)
-uim-prime ([[Prime>pkg:prime]] 変換エンジンが必要)
-uim-sj3 ([[sj3>https://code.google.com/p/sj3/]] 変換エンジンが必要)
-uim-wnn ([[FreeWnn>pkg:freewnn]]、Wnn6、Wnn7、Wnn8 いずれかの変換エンジンが必要)

//stretch 暫定
//-uim-ajax-ime ([[ネットワーク接続>http://ajaxime.chasen.org/]]が必要)
//-uim-baidu-olime-jp ([[ネットワーク接続>http://ime.baidu.jp/type/about/onlineime.html]]が必要)
//-uim-google-cgiapi-jp ([[ネットワーク接続>http://www.google.co.jp/ime/cgiapi.html]]が必要)
//-uim-social-ime ([[ネットワーク接続>http://www.social-ime.com/api.html]]が必要)
//-uim-yahoo-jp ([[ネットワーク接続とアプリケーション ID>http://developer.yahoo.co.jp/webapi/jlp/jim/v1/conversion.html]] が必要)

例えば uim-wnn モジュールを利用可能にするには
 $ mkdir -p ~/.uim.d/plugin
 $ cp /usr/share/uim/wnn* ~/.uim.d/plugin/
 $ uim-module-manager --register wnn --path ~/.uim.d/plugin
uim-wnn は変換エンジンも必要なのでインストール
 # aptitude install freewnn-jserver

トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS